ゆるぐらし。[交際16年の熟成婚夫婦×イモリ×ハムスターの日常]

このブログでは、 交際16年にしてようやく結婚した熟成婚夫婦の、 ヒト×イモリ×ハムスターの ゆるゆるっとした日常生活を、ゆるゆるっとお送りいたします。 どうぞ、お暇つぶしになれば幸いです!

プチ大賞

◆前回のあらすじ◆
生活保護JKだった話sam10
家族を置いて自立することへの後ろめたさ。

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◆コミックエッセイ劇場HPでは全編公開されています◆


当ブログでは再掲というかたちになりますが、後書き的な一言を交えつつ全6回でお送りします。
今回は最終回です。
それでは本編です!
生活保護JKだった話_020
生活保護JKだった話_021
生活保護JKだった話_022
生活保護JKだった話_023

というわけで、無事自立を果たしました。

どうしても貧困の中にいると、視野が狭まり『家族を養わなくてはいけない』『見捨ててはいけない』と、険しいヤングケアラーの道を選んでしまうことが少なくはないと思います。
そういう苦しい状況の方には、「行政でも何でも利用できるものを利用して、全力で、自分自身の幸せを最優先にしていいんだよ」と伝えたいです。

この読み切りは23Pにかいつまんでまとめていますが、この他の貧乏エピソードだったり、どう進路を選んだかということだったり、描きたいことはまだまだあるので、書籍化に向けてここから執筆作業を頑張ってゆきたいと思います!
これからも応援いただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

次回からはまた、ゆるゆる日常話やプロポーズ編の続きなどに戻ります。

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子どもの頃の貧乏エピソードや、どうやって生活保護から自立していったのか、というエピソードを大幅に加えて、全ページ描き下ろしで、1冊の本にぎゅぎゅっと詰めたエッセイ漫画になります。
是非、書籍の方も読んでいただけたら嬉しいです!

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◆前回のあらすじ◆
生活保護JKだった話sam9
生活保護って、貯金して良いんだっけ…?という不安に襲われる。

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当ブログでは再掲というかたちになりますが、後書き的な一言を交えつつ全6回でお送りします。
今回は第5回です。
それでは本編です!
生活保護JKだった話_016
生活保護JKだった話_017
生活保護JKだった話_018
生活保護JKだった話_019
嬉しい気持ちと後ろめたさ。

「家族を養わなきゃいけないかもしれない」と考えたときは、本当に目の前が真っ暗になるような思いでした。
普通の人が当たり前に願う未来を、思い描いちゃいけないのかな、と。

役所に相談したらそのことが確定しちゃうのかもしれない。怒られるのかもしれない…という不安に駆られつつも相談することができたのは、中学生の頃から役所の職員さんと関わる機会があり、とてもお世話になっていたため、『役所はきっと助けてくれる』という信頼感を持てていたからなんですよね。

本当に、人との出会いと縁には恵まれていて幸運だったなと、感謝するばかりです。

役所というと、「お役所仕事」と揶揄されたり、手続きが面倒、受付で嫌な対応をされた…などネガティブなイメージが目立ちがちだったりしますが、実際には有用なサービス・支援もたくさんあるし、優しくて親切な職員さんもたくさんいるはずなので、『困ったらとにかく役所に頼ってみる』が、もっとしやくなればいいなあ、と願うばかりです。

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◆前回のあらすじ◆
生活保護JKだった話sam6
父・母・兄はそれぞれの理由で就労が難しくなってしまった。

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今回は第4回です。
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生活保護JKだった話_012
生活保護JKだった話_013
生活保護JKだった話_014
生活保護JKだった話_015

あることにハタと気付く。

生活保護を受給できるようになってから、改めて「生活費の心配をする必要が減る」というありがたみが身にしみました。
もちろん余裕のある暮らしができるわけではないのですが、母がお金の話をする頻度が減っただけでも、精神衛生上良くなったものです。

バイトは好きでした!
1時間働くだけで800円ももらえるし、社会経験も得られるし、たまに廃棄商品も貰えるし。(本当はダメなやつだけど昔はゆるかった…w)
父のおかげで母に取り上げられずに済んだので、本当にありがたかった。
正当な報酬が得られる」というモチベーションがなければ、それこそ私も就労意欲を失ってしまったかもしれませんね。

もともと私は高校を卒業したら大学進学するつもりはあまりなかったため(経済的に考えても選択肢に上がらないだろうなと思っていたし、母の「女は高卒で十分」という呪いにかかっていたのかもしれません)、就職して家を出るつもりでした。
そのためにせくせく貯金を続けていたのですが。
ふと、「貯金をしたら生活保護を打ち切られてしまうのでは…」という懸念が頭の中をよぎります。

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◆前回のあらすじ◆
生活保護JKだった話sam4
風呂なしアパート暮らしはなかなかキツい。

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今回は第3回です。
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生活保護JKだった話_009
生活保護JKだった話_010
生活保護JKだった話_011
就労困難の悲しい連鎖。

大人になってからというもの、特に父の人生に思いを馳せると、なんとも切ない気持ちでいっぱいになります。
どこかでもう少し良い道はなかったのかなあ、と思ってしまいますが、こればかりはどうしようもないことなのでしょうね。

いただいた感想の中には「生活保護の前に障害年金を受給できたのでは?」との声もあったんですが、恐ろしいことに何故か父も母も障害認定はされていなかったのです。
当時の母の主治医は、現代では信じられないことに「病気は隠して一生過ごした方がいい」という方針でしたし(子どもの私目線ではそれが一番の悪手だったと思うのですが)、もしかしたら本人たちのプライドの壁もあったのかもしれません。

母の「教育」の影響がどうして私には薄いのかというと、母は「女の子はほっといても勝手に育つ」「女の子は勉強も仕事もそんなにできなくてもいい」という考え方だったため、やや放任気味に育てられたことが幸いしたようです。
私としてはある意味助かったんですが、もう本当にね…ツッコミどころしかないのよ!

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◆前回のあらすじ◆
生活保護JKだった話sam2
高校3年生の頃、実家が生活保護を受けることに。

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生活保護JKだった話_005
生活保護JKだった話_006
生活保護JKだった話_007
生活保護JKだった話_008
風呂なしは本当にキツかった…!

公開後の感想で、一番「悲惨な生活」「辛い」「悲しい」と言われたエピソード。
当人としては、「まあでも、もっと大変なご家庭もあるし、衣食住にそこまで困ってないだけでもライトな貧困だよなあ。あんまり大げさに言うことでもないかなあ」なんて思いがちだったんですが、やはりそれなりにインパクトがあるようです。

もしかしたら、我が家の環境は他の人と違うのかもしれない」と気付いたのは小学校高学年頃からでした。世間とのズレに少しずつ気付き、なるべく常識に近づけるよう自ら工夫をしていくまでは、やっぱり周りからは「変な子」と思われていたのだろうなあと思います。

そりゃ、子供の頃は軽くいじめられもするわ!
当時仲良くしてくれた数少ない友達たちには本当に感謝しかないです。
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